【開催中の企画展】

 ■第34回白木谷国際現代美術館企画

 新たなる出発と

 

 30名仲間たち

 

  2017年8月3日(木)〜2017年10月24日(火)

  AM10:00〜PM5:00 休館日:毎週水曜日

 

開催中! PDF

 

 青木健真   有田ゆり   稲毛嘉子   猪瀬辰男  

 ●伊与田尚子  入交 啓   大黒郁代   ●大原光恵 

 上條陽子   黒瀬道則   島村義一   白石和子 

 高頭信子   武内光仁   ●竹村晴夫   ●田島 栄 

 谷岡 久   田村三枝   田村美保   ●内藤圭介 

 ●西尾好勝   ●濱口富治   ●日和崎尊夫  南 千代喜 

 宮地俊一郎  宮本初義   村山和子   森本忠彦 

 山本啓三   吉井英二   吉田佑子   渡辺一八大 

 ヨシダ・ヨシエ(当館永久名誉顧問)  

 

      

 

【最新関連情報】

★宿毛市立坂本図書館より発行している図書館だより『さくら』

 〈2017.7発行〉で、白木谷国際現代美術館が紹介されました。

山下量子さん

 

とある美術館

                         山下量子

 くねくねとした山道を、横目に田んぼを眺めながら走る。時折、木漏れ日が涼しいなと感じながら木のトンネルを抜ける。左手に、どこか懐かしく、一見、質素な出入り口のある建物を見つけた。ようやく着いた。ここは高知県南国市にある白木谷国際現代美術館である。運転席の隣に座っている友達の親戚が美術館をはじめた、というのは前から聞いていて、行きたいなと思っていた。けれども多忙な毎日でなかなか南国市まで足を運ぶことができなかったのが、ようやく願い叶って、その友達の案内でこの美術館に足を運ぶことが出来たのである。

 エントランスは、すでに、アートの空間。

 黄色の手形をした文様が、建物内のあちこちを埋め尽くす。それはまるで、アメリカかどこかの原住民が洞窟に何か色彩をほどこしたかのような、壮大さと一貫性と美しさとがあった。

 順路を進むと、無数の木片が織りなす立体のオブジェの中へと導かれた。この立体作品は、この美術館の代表であるアーティスト、武内光仁氏の「母体の中で見た厳しい現実の夢」という作品だ。まるで木で出来たDNAの螺旋模様を下から眺めているようである。そして、連なる鳥居の作品「父母の門」を抜ける。この鳥居にも例の「手形」文様があった。

 次にどんな空間が現れるのか予測が付かない。それが白木谷国際現代美術館である。ワクワクしながら進むと左手に小さな部屋を見つけた。

 入るとここにも、手形があちらこちら。そして、鮮やかな黄色にカラーリングしたボーリングのピンのようなものがたくさんぶら下がっている。この作品は「黄色の素粒子が舞い降りる時」というものだ。一個一個の命名も興味深い。これらは、武内氏の世界観を深く表すものなのだろう。素粒子というタイトルのとおり、どこか混沌のように見えて秩序のあるミクロの世界を感じた。

 面白いなと思ったのが、順路を進んだ先にあった大きな空間にポツンとあるピアノ、これもまた黄色いのだが、その周りをぐるっと囲んでいる未知の生命体のような形の数々の木のオブジェだ。この作品は、「巡礼送歌」というものらしい。未知の生命体が、姿の見えない誰かが奏でるピアノの織りなす音色に聞き入り、心酔しているように見えた。この場所では、実際にこのピアノでの演奏会もしているようだ。

 やがて、順路は建物の外へと続く。ちょうど外の道で、自転車のオブジェを撮っていると、友達と男性の話し声が聞こえた。男性の声の主は、そう、これらの作品の作者、武内氏であった。

 「面白い作品がたくさんありますね」そう声をかけた私に、武内氏はにこやかに挨拶をくれた。とても、気さくで飾らない方である。

 私にとって、芸術家というのは、凄い!というイメージしか無い。外界の価値観に振り回されず、独自の認識と視点で世界を見る。そしてその世界を表現する。その表現したものを人は見て、様々なことを思う。しかしそれは、見た人の内面を照らす鏡のようなもので、真実にはたどり着けない。その意味は、創った本人しか分からない。そしてきっと、創った本人は、それが様々な価値観とともに、様々な意味づけをされることを知っているのだろう。だから、「こう見てほしい」という無理強いはしない。ただ、そこに作品を存在させる。ただ観てもらう。そして観る者によって、その数の分、宇宙が広がる。そんな空間がアートの世界だと思う。

 だから私にとって、アートの作品は、まるで問題提起のようだ。私の中の心に刺激し、何かを考えさせる。あるいは、私の心の泉に、投げ入れられる石かもしれない。その石は、様々な波紋を織りなし、波紋同士が共鳴しあい万華鏡のように鮮やかに輝く。それは一瞬であるのだが、その輝きの響きは忘れられない。

「写真を撮って記事にしても良いでしょうか?」

 著作権や肖像権にうるさい人がいる中、武内氏は快く「どうぞ、どうぞ」とむしろ、ありがたいかのように答えてくれた。聞けば、さらに新しいアートを作成中なのだという。それも山の傾斜に面した大作だ。どのくらいかかるか分からない。けれど、彼の心の中には、既にその作品は出来上がって存在しているのだろう。そのバイタリティと創造意欲とひたむきな努力に、心が打たれた。是非、南国市に訪れた際には行って欲しい。山道をぬけた所にある、とある気さくな美術館だった。

 

【出品した企画展】

 中国文化年第8回日中友好書画展

 と き 2015年11月13日(金)〜11月16日(月)

 ところ 青島出版芸術館(中国・山東省)

 主 催 株式会社アルファネオ

 特別招待作家 武内光仁

 

 出品作品

武内光仁〈 ゼロ 解剖の美学〉

 

テープカットの様子

作品の前で記念撮影

 

 

 

 

【関連情報】

★『BM/美術の杜』(美術の杜出版梶jに掲載されました。

 

『BM/美術の杜』 Vol.22(223ページ)〈2010.3.20発行〉

世界初!国際画廊連盟“金獅子賞”受賞

「風道−巡礼の風」
  玉石130t、杉板26枚、自然木(230u)

 

 

『BM/美術の杜』 Vol.32(190ページ)〈2013.8.20発行〉

2013日本美術評論家大賞 Art Critic Prize Grand Prix

総合芸術部門大賞受賞

「紳士たちの昼食会」

 

 

『BM/美術の杜』 Vol.33(252ページ)〈2014.1.1発行〉

2014評論家指定

『重要美術文化財アーティスト』認定作家


 

 

『BM/美術の杜』 Vol.37(215ページ)〈2015.4.20発行〉

2015 長谷川 栄が最も注目するアーティスト展

美の創造大賞

ゼロ 解剖の美学』


 

☆『 ゼロ 解剖の美学』で作製されたラベルが賞を受賞しました。

 Paris世界平和恩送りアートラベル展(2016.9.18)

 Paris世界平和アートラベル芸術振興特別賞

受賞した特別醸造大吟醸「久遠の湧水」のラベル

(左/黒田清輝「湖畔」 右/武内光仁「0解剖の美学」)

賞状・証明書の表紙

賞状・証明書

賞状・証明書の和訳

 

 

 日伊王朝ワインラベル古都藝術祭(2017.4.21〜22)

 日伊親善至高アートラベル金賞

受賞したワインのラベル

(武内光仁「0解剖の美学」)

賞状・証明書の表紙

賞状・証明書

賞状・証明書の和訳

 

 

 Heart Art in FUKUOKA 2016

 第2回福岡にアートが集う日(2016.6.23〜28)

 “理事長賞”受賞

 『 ゼロ 解剖の美学』

理事長賞の賞状

 

 

『BM/美術の杜』 Vol.39(164ページ)〈2015.12.24発行〉

第21回ベセト美術祭北京展受賞作家特集

美術団体BESETO会長賞 武内光仁


 

 

★地元の白木谷小学校の6年生の2人が、卒業前に作ってくれた新聞です。

 何度も何度も美術館を見学して自主的に作ってくれた労作です。

『わんぱく新聞』&『美術館新聞』 〈2015.1.28発行〉

 

 

【新作ただいま製作中】

〈2012.10〉

〈2013.5〉

〈2014.1〉

〈2014.2〉

〈2014.4〉

 

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